アドミッションポリシー

社会情報学コースでは、高度に複雑化する情報化社会の構造を解明し、実際に情報システムを構築することができる人材の育成を目指しています。さらに、文化、経済、環境、防災の各方面でグローバル化する人間の社会活動を支える人材を育成します。

そのため、多様な分野の出身者を受け入れており、入学試験においては各自が学んだ専門分野の知識を問う専門科目の他、情報学の基礎知識を問う情報学基礎を修士課程、博士課程で課しております。入学試験ではこれらの筆記試験と面接口頭試問の成績をあわせて評価を行います。

入学後は、修士課程、博士課程とも複数アドバイザー制を導入しており、直接の指導教員の他、2名のアドバイザーを加えた指導を行っています。また、 修士課程においては、コース基礎科目として情報社会論、情報システム設計論及び演習、情報システム分析論実習を課しています。

社会情報学コースへの誘い

情報は人が暮らすところで生まれます
インターネットの中に、社会に関する情報のソースがあるわけではありません

大学院 情報学研究科 社会情報学コース 教授 大手 信人

情報のソースは人が暮らすところに存在します。社会情報学はそのソースから情報を引き出すことから始まり、情報を使いやすくするシステムを作り、それを使ってよりよい社会をデザインするところまでをカバーします。たとえば、水産資源を持続的に保全するために魚類の生態に関する情報をバイオロギングの手法を用いて収集したり、森林がもつ生態系サービスを持続的に利用するために様々なセンサーで動植物の機能に関する情報を収集したりします。また、こうした自然環境から得られるデータを使いやすいデータベースにまとめる方法も研究しています。さらに、医療や教育の現場でどのような情報技術が生きるのか、防災・減災のための施策に必要な情報とはどのようなものかなど、社会のデザインに活用できるデータの利用方法についても研究しています。つまり、私たちの社会と直接関わりのある情報を生み出し、育てて、役立つものにする研究を進めているのが社会情報学コースです。

情報技術の応用は広がり続けています

大学院 情報学研究科 社会情報学コース 教授 神田 崇行

情報技術により社会が大きく発展していっています。たとえば、データサイエンス、人工知能、情報検索、といった情報技術は皆様の身近なものとなってきました。ロボットや自動運転車など高度な人工知能を備えた情報システムの利用がリアル空間へも広がり続けています。新しい情報技術が次々に作られていく中で、社会に調和し、受け入れられ、使われていく情報システムはどのようにして作り出されるのでしょうか?社会情報学コースでは、情報技術を専門にする教員と、生物、農業、医療、防災、教育などの分野での情報技術の応用に通じた教員がそろっています。実応用につながる情報技術を作り出したい、実際に社会に役立つ情報システムを作り出したい、とお考えの皆様、ぜひ社会情報学コースで一緒に研究をしましょう。

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